『8mmフィルムソフトを観よう!』のご紹介!

コモンズフェスタ2020参加の催しはどれもどれも個性派ぞろい! その魅力を参加者が紹介し合う相互紹介企画です。

1/18(土)開催の『8mmフィルムソフトを観よう!』の魅力を、『「北船場将棋」で遊ぼう!』、『蛙を食べて蛙について考える会』を企画されている、陸奥賢さんにご紹介していただきます!


武信さんの企画「8mmフィルムソフトを観よう!」は僕も映画好きなので、面白そうで、イチオシの企画です。

武信さんの映画人生の原点は、子供の頃に父親に連れられて観た『モスラ』とか。確かにモスラは素晴らしい作品で、なんせ原作が中村真一郎、福永武彦、堀田善衛ですから。知的レベルが高すぎる。怪獣映画という枠組みに収まらない、大人の鑑賞にも耐えうる日本映画の名作。僕も大好きな映画のうちのひとつですが、武信少年もそんなモスラに深く感動してハマってしまい、モスラのラクガキを描きまくっていたそうです。

その後、金曜ロードショーの時代(1985年に水曜ロードショーから金曜ロードショーに切り替わった)になると、テレビで古今東西の名作・古典・新作を観ることが多くなり、武信少年はますます映画好きに。この頃に『インディ・ジョーンズ』や『スター・ウォーズ』などを知ったそうで、まさしくSF映画の黄金期を満喫してます。

高校ではなんと映研があったそうで、そこに入部して、そこで8ミリフィルムでドキュメンタリーやコントのようなものを制作したとか。高校に映研があるというのも驚きです。神戸の某高校だったとか。やっぱりハイカラですな。神戸は・・・。

その後、大阪大学でも映研に入って映画製作に青春の情熱を捧げ、捧げすぎて大学中退になったそうですが(ご愛嬌!)、時代はハンディカムで映像制作する時代(デジタル映像)に突入して、それを仕事にするようになって、はや20年以上になるそうです。

僕も一時期、10代後半の若い頃に、映像制作に携わっていた時代があって、ヒッチコックとトリュフォーの『映画術』という超名作の映画制作指南書を読んでた口なんですが、武信さんも同じくだったそうで、そんな話でも盛り上がりました(笑)

今回の企画はデジタル映像ではなくて、アナログの8ミリフィルムを観ようというもので、武信さんの秘蔵の8ミリフィルムがいろいろと登場してくるようです。もはや8ミリで映画を見るというような機会も減っているし、そもそもいまの若い子は8ミリフィルム自体を知らないのでは…と思いますが、貴重な体験になると思います。もちろん8ミリフィルムを知っている世代にとっては懐かしい時間になることでしょう。

最後に武信さんに企画の醍醐味は?とお聞きすると「8ミリフィルムの音の中で映像を観るというのが醍醐味」とのことでした。カラカラとフィルムが回る音は(実は結構、うるさいですけど。笑)慣れると、いいものです。その中で、昭和時代の8ミリフィルム鑑賞をお楽しみに。

あ。あと8ミリフィルムの映写機、編集機の展示や紹介などもあるようです。これも貴重なものが登場してくるとか。古き良き昭和の映像文化をぜひとも体験してください。

陸奥賢
(『「北船場将棋」で遊ぼう!』、『蛙を食べて蛙について考える会』)


8mmフィルムソフトを観よう!


【映画と展示】 会場:研修室B
1月18日(土)13:00~14:30
1月18日(土)15:30~17:00

8mmフィルムソフトを観よう!
8mmフィルムと家族団欒
昭和の時代、8mmフィルムの全盛期には現在のDVDソフトの様に8mm映像ソフトが存在していました。そんな懐かしい8mm映像ソフトを古書収集家でもある武信貴行の収集品からお蔵出し上映。カタカタという映写機の音に包まれて、あの時代の家族団らんを皆で楽しみましょう!

8mmソフトの上映及び8mm関連書籍の展示。今はほぼ失われた存在と言っても過言ではない8mm映画文化に触れることで過去と現在のつながりや、その時間の中の人々に思いを馳せる瞬間が生み出せればと考えています。

進行 武信貴行
途中入退場 途中入退場OK

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