コモンズフェスタ2020参加の催しはどれもどれも個性派ぞろい! その魅力を参加者が紹介し合う相互紹介企画です。
1/18(土)・19(日)開催の『身体と気づきの広場』の魅力を、『生と死の在』を制作される竹田恵子さんにご紹介していただきます!
この作品を企画するHI×TOは、関西を拠点とするアーティスト/クリエイターが集結し、身体性から社会をデザインする為のカンパニーである。常に人生経験をアートに反映する機会を探求し、2019年5月より、身体表現団体として芸術活動に専念してきた。
今回は應典院の「気づきの広場」という場におけるパフォーマンス作品である。そこは墓地に面した空間であり、美術作家の竹田の作品をモチーフに、振付家/ダンサーの庄 波希が新たなイメージを紡ぎ出す。
「気づきの広場」は、様々な相反する要素に溢れているのが特徴である。
空間としての、内と、外。
生きている身体の動きと、見つめる観客の息を呑む静寂。
はためく布と、堅牢な墓石。
動かない(と捉われがちな)死者と、
表現を求め、問われ問いかけながら踊る生者。
生も死も併せ持つような竹田の作品の存在たち。
魂の入れ物として、生を象徴する肉体と、死を象徴する墓石。
様々な相反する要素の作用、反作用を取り込みながら、
彼らの踊りという問いかけは続く。
「動ける」私たちは、いったいどのような存在なのであろう。
「『心がある』ということが、一番適切に、『生きている』ということを表している」と、庄らは考えている。心のままに振り付けを行い、それを身体に反映させる。一見すると当たり前のように思うかもしれないが、これは非常に根元的で、舞踏はもちろんのこと、人間の表現に遍く通ずる、表現に必要不可欠な真理なのである。
機能的に動くよう身体を高め、そこに心を反映させる。
そういった存在が、「気づきの広場」に存在することにより、観客や美術作品といった相反する他者や周りの存在との関わりを持って、本作品は一つの確かな結実を迎えるのである。
ぜひその瞬間を、見届けてほしい。
文:竹田恵子
(インスタレーション『生と死の在』制作)
身体と気づきの広場
【パフォーマンス】 会場:気づきの広場
1月18日(土)17:00~17:45
1月19日(日)14:30~15:15
コンテンポラリーダンス
-身体表現から我々の存在について問う-
フィジカル表現における空間創作とダンサーによるパフォーマンス作品。
気づきの広場から見える墓地を背景に、会場内の展示物と共に舞い揺れる身体。
展示スペースならではの劇場空間とは違った距離感から “生きる身体” を体感してみてください。
演出/振付 | 庄 波希 |
企画 | HIxTO |
問合わせ | hixto.design@gmail.com |
途中入退場 | 途中入退場OK |
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