コモンズフェスタ2020参加の催しはどれもどれも個性派ぞろい! その魅力を参加者が紹介し合う相互紹介企画です。
1/17(金)開催の『「北船場将棋」で遊ぼう!』の魅力を、『魅惑!百圓レコードの世界』『南無阿弥陀セッション』『momente#67 breathing』を企画されているエージハヤセさんにご紹介していただきます!
そもそもがちょっと冷めた子供だった。
集団で遊ぶよりは独りで、周りが流行り物を追えば追うほどそうでないものへと興味がわく。水木しげるの漫画が大好きな陸奥少年は同様に将棋が好きだった。曰く将棋は多様性があり様々な遊び方が可能なゲームデザインを持っているという。
そんな幼少期より親しんだ将棋と北船場が結びついたのは、北船場の町割りが将棋盤の目に見立てられたからだ。
町歩きを自身のライフワークの1つとしている陸奥氏ならではの見立てである。じゃあ、町を将棋盤にして遊んでみたらどうか?そんなところから北船場将棋は始まった。
北船場の町衆が使っていた言葉を駒にしているのもユニークだ。船場言葉でいとさん、と言えば商家の娘を指すが、この駒は男の属性を持つコマよりも強い駒なのだ。大阪では昔商家の女性が大事にされる文化があったことからこのようなルールが生まれた。
商家の男は総じてあほぼん、という訳ではないのだろうが駄目な二代目のイメージがあることは否めない。何となく納得出来るルールではある。
つまりこのゲームは遊びながらかつての大阪の町衆文化を知ることが出来る大変に知的で粋なゲームなのだ。また京都や奈良でなく大阪という選びに何気ない町の風情を文化に変換し観光として楽しむ陸奥氏の真骨頂があるように思うのは私だけではないだろう。
とにかくこの北船場将棋で遊んでみることだ。あなたの中で未知なるもうひとつの大阪が立ち現われてくることだろう。
エージハヤセ
(『魅惑!百圓レコードの世界』『南無阿弥陀セッション』『momente#67 breathing』)
「北船場将棋」で遊ぼう!
【ワークショップ】 会場:研修室B
1月17日(金)17:00~18:30
コモンズ・デザイン・プロジェクト2019
毎年発表されている陸奥賢のコモンズ・デザイン・プロジェクトの新作です。北船場をモチーフにした将棋です。ぜひ遊びにきてください!
進行 | 陸奥 賢(観光家/コモンズ・デザイナー/社会実験者) |
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