コモンズフェスタ2020参加の催しはどれもどれも個性派ぞろい! その魅力を参加者が紹介し合う相互紹介企画です。
期間中開催の『生と死の在』の魅力を、『魅惑!百圓レコードの世界』を企画されているハヤセエイジさんにご紹介していただきます!
幼少期親戚に褒められたことからなんとなく絵を描く事が好きになった。
大学でも絵を描いた。それから幾度か絵筆が止まる時もあったが今に至るまで絵を描き続けている。しかも描けば描くほど以前は気づかなかった細やかな表現の面白さを発見しどんどん絵を描くことが楽しくなっていると竹田さんはいう。よくわかる。
竹田さんの絵は人間の顔をモチーフにしたように見えるものが多い。しかしそれはどこか人間に張り付く諸々の感情やその根源となる欲望が希薄なように見えた。
かつて彼女は親類が亡くなった時、棺を見つめデスマスクを描いたこともあったそうだ。そのような体験も彼女の表現に影響を与えているのかもしれない。
表現をする上で人間の感情はともすれば記号化されやすい。こちらを描く方が絵描きとしてはわかりやすく鑑賞者にも理解されると思うのだが‥
竹田さんは見栄えの良さより絵画自体が何がしかの提起を働きかけるような作品を目指しているといっていた。
確かに竹田さんの絵を見て生者の気配のなさを感じ取りモヤモヤした自分がいるのだが不思議に静かな気持ちにもなった。すでに考えさせられている。果たして死者に感情はないのだろうか?生と死の在。
今回のコモンズフェスタでは気付きの広場にて竹田さんの作品が展示される。16日にはその作品をバックに劇団ハコボレの演劇ワークショップも行われるとのこと。かなり楽しみである。
早瀬英司
(『魅惑!百圓レコードの世界』)
生と死の在
【インスタレーション】 会場:気づきの広場
1月16日(木)17:00~21:00
1月17日(金)17:00~21:00
1月18日(土)13:00~19:30
1月19日(日)13:00~19:30
命の存在を問う
生と死、存在にまつわるモチーフを描き、展示します。
制作 | 竹田恵子 |
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