『密箱→はこがえし』のご紹介!

コモンズフェスタ2020参加の催しはどれもどれも個性派ぞろい! その魅力を参加者が紹介し合う相互紹介企画です。

1/16(木)・18日(土)開催の『密箱→はこがえし』の魅力を、『心体表現基礎ワークショップ』『ドラマティック心体表現』を企画されているたかはしみほさんにご紹介していただきます!


【密箱→はこがえし 〜観劇後の感想を《色》から紐解く試み〜を考察】

ハコボレさんの第四回公演「はこしき」を観て、とてもフレッシュな気持ちになりました。

公演を観た後のなんとなくイメージできる色は、若葉のようなグリーン。

ココロの中は目で見えないけど、実はココロは理屈じゃなくて、どんどん色が変化しているかもしれない。

例えば、「はこしき」を観ている最中、シーンよってはブルーの時もあったし、黒から赤に変化したこともあったし、なんだかオレンジ色の気持ちになったときもありました。

一人、一人の観たモノを言葉にすると、飾りすぎたり、本質的なモノを表現するのが難しかったり、表面的なモノしか伝えられないことも多い。言葉にするのが難しくても、身体や感じ取ったことを色や身体で表現すると、素直で意外に嘘がないような気がする。

そういう意味で観劇後の感想を《色》からひも解くのは、興味深い企画。

選んだ色から自分が本当はどんなことを感じていたのか、わかるかもしれない。

今回、観劇した人は、ココロの中にどんなイロが広がっているのか?

観劇感想+色で自分をのぞいてみるのも楽しいし、新たな自分を知る時間になるかも。

【たかはしみほ→ハコボレさんにインタビューコーナー】

たかはしみほ:まずは、今回の企画の目的を聞かせてください!

ハコボレ角居さん: 観劇後に感想をすぐに言うことが難しい。というお声をよく聞きます。演劇にはつきものですが、観たものに対して何か感想を述べるアンケートというものが存在します。もちろん団体を運営してる側ですから、アンケートを頂戴できることはとても有難いものです。ですが、お客様の身になったとき、果たしてアンケートは有意義なものであろうか。お客様に負担をかけているのでは、という思いから〈観劇後のまとまっていない心をまとめていく作業〉を共にしてみよう!と考え始めたのがキッカケです。

 最初は、お客様とお話して感想をまとめる、ディスカッションなどをしようかと考えていましたが、それでは個人が自らの内に向き合うことが出来ないと考え、《色》を用いて感想を紐解くことができないかと考えました。

 色であれば、直観的に選ぶことができ。また、他の方が感じた色も用いてワークショップ(貼り絵)をすることにより、視覚的に作品を捉えることができます。色を選ぶ、色紙を貼る作業を通して、観劇の感想を自らの内面で捉え、言葉にする過程を経ることができるのではと思い、《はこがえし》を企画しました。

たかはしみほ:ハコボレさんは、観劇した感想をまとめるツールとして色を使っているわけですね。

それが言葉にする過程につながっていくと。表面的な感想じゃなくて、本音が聴けますよね。ナイスです!

あと、参加される方も自分のイメージで貼り絵して、感想を語るって、とてもアーティスティックですよね。

アーティスティックといえば、はこしきの舞台公演でも宣伝美術から舞台セット、衣裳にいたるまで細かいところまでこだわってましたよね?トータルコーディネートされているから、芸術性高いなって思っていたんですよ!

この公演を創ったハコボレさんってどんな劇団ですか?

ハコボレが結成されたきっかけを聞かせていただけますか?

ハコボレ角居さん: 主宰の前田隆成が20歳を前に、何か起こさないとと旗揚げしたのがキッカケです。また、前田が30歳で公演したい作品があり、旗揚げから10年後にその作品を公演することを目標に、団体を大きくしていくことが目的です。ただ、旗揚げから4年が経ち、構成員(劇団員)それぞれがやりたいことも芽生え、個々のやりたいこと、夢を叶える場としての団体の意味合いも強くなってきました。

たかはしみほ:そうだったんですね!

前田さんからは特に熱いエネルギーを感じます。

ハコボレのメンバーさんは全員、舞台上で自分の役割を存分に発揮しているところも、素晴らしいです。

みんなで同じ目標に向かって歩いているチームワークの良さも伝わってきました。

今後の目標・公演予定はいかがでしょう?

ハコボレ角居さん: 今後の目標は、2025年(旗揚げから10年目)に上演したい作品を公演するために必要な道を辿ることです。また、それに伴いハコボレがどうしたら大きくなるか。たくさんの方に知ってもらうことができるかを考えることも並行して行っていきます。

 今後の公演予定は未定です。ですが、11月に終えた第四回公演「はこしき」にてハコボレ第一章を終えたため、2020年はハコボレ第二章として、ハコボレとは何か?どのような作品がハコボレらしいのか。を自ら問い続けて、公演を行っていく予定です。

たかはしみほ:私もハコボレさんをぜひ応援したいです!

これからの活動も楽しみにしていますね!!


密箱→はこがえし

【演劇とワークショップ】 会場:気づきの広場
1月16日(木)18:30~19:15
1月18日(土)14:30~15:15

密箱→はこがえし
観劇後の感想を《色》から紐解く試み
演劇×ワークショップ
観劇した後にすぐに感想を言葉にすることが難しいと思うときはないでしょうか。この企画では、演劇の後に「はこがえし」と題して、観劇後のまとまっていない心を「色」から紐解いてみます。《色でみかえす試み》をハコボレとともに楽しんでください!

作・演出 前田隆成
出演 前田隆成 他
総合指揮 角居香苗
企画 ハコボレ

■■ 企画応援ご予約窓口 ■■

【企画応援ご予約窓口とは?】こちらからチケットをご予約いただきますと、チケット代金の一部が企画者に製作費の援助としてキャッシュバックされます。チケットは1日パス券・4日パス券のみの発売で複数のプログラムにご参加いただけます! 個別のプログラムについてはご予約窓口に関わらず、当日先着順にてご参加いただけます!